FIXER Tips And Hints
住まいのヒント08
建物を支える「構造」と、壁などに使う「材料」を分けて理解。
物件資料にあるRC、SRC、S、木造は、主に建物を支える骨組みの種類です。
一方、ALCは壁や床などに使う建材の名称。似た略語でも、示しているものが異なります。
構造を知ることは、リフォームの計画にも役立ちます。
鉄筋コンクリート造。鉄筋とコンクリートを組み合わせて構造をつくります。
柱・梁で支える形式と、壁で支える形式などがあり、間取り変更の条件も異なります。
鉄骨鉄筋コンクリート造。
鉄骨と鉄筋を組み合わせ、コンクリートで一体化した構造です。
名前がRCに似ていますが、内部に鉄骨を使用する点が違います。
鋼材の柱・梁などで骨組みをつくる構造。
軽量鉄骨・重量鉄骨という呼び方もあります。
外壁や床、断熱・防火の仕様は建物ごとに確認します。
木材を主な構造材とする建物。
柱・梁を中心とする軸組工法や、壁・床の面で支える枠組壁工法などがあります。
耐力壁や接合部が重要です。
ALCは軽量気泡コンクリート。
内部に気泡を含むパネルで、外壁などに使われます。鉄骨造だけでなくRC造や木造に用いる製品もあります。たとえば「鉄骨造+ALC外壁」のように、構造と材料を組み合わせて説明します。
耐震性、遮音性、断熱性は、設計、部材の厚さ、接合部、窓、施工、維持管理などによって変わります。
「RCだから必ず静か」「木造だから地震に弱い」と一律には判断できません。図面や仕様、築年、点検・改修履歴まで確認することが大切です。
見えている壁が、間仕切りなのか建物を支える壁なのかを確認します。
柱・梁・耐力壁などは、希望だけで取り外せません。構造方式と図面に沿って判断します。
構造に加え、排水の勾配、配管経路、床下の高さ、集合住宅の共用配管や管理規約が影響します。
マンションの場合は特に、希望する位置に設備を置けるとは限りません。
RCの穴あけは鉄筋や配管などの確認が必要です。
ALCや石膏ボードへの固定は、その材料に合う工法と荷重条件を確認します。
どの壁にも同じビスが使えるわけではありません。
集合住宅では管理規約で、遮音性能(△LL(I)-5(LL-40)/△LL(I)-4(LL−45)等を指定することがあります。
構造の種類だけで判断せず、床の構成と採用できる床材を確認します。
ALC外壁ではパネルだけでなく、塗装・目地・開口部まわりの状態も確認します。
雨水の浸入を防ぐ納まりと、定期的な維持管理が重要です。
「躯体」「耐力壁」「間仕切り」の意味
躯体(くたい)は建物を支える主要な骨組み。耐力壁は地震や風などの横からの力に抵抗する壁。
間仕切りは空間を区切る壁です。ただし間仕切りに見える壁にも構造・防火などの役割があるため、見た目で撤去可否を判断しないでください。
相談前に用意すると役立つ資料
間取り図、構造図や竣工図、管理規約、築年、過去の改修履歴、変更したい場所の写真を整理しましょう。
図面がない場合も現地確認から検討できますが、調査をしても確認できない部分が残ることがあります。
計画の段階から、管理会社や工事業者へ
希望する間取りや設備位置と、工事できる範囲を早めに整理すると計画が進めやすくなります。
管理会社には規約・申請手順を、FIXER には現地の状態確認や施工条件をご相談ください。構造に関わる変更は、必要に応じて建築士などによる確認を行います。
「品質が信頼を作る。」
FIXER は現場の状態を確認し、必要な修理・交換をご提案します。
2026年10月作成|用語・施工条件は製品や構法によって異なります。